桜道 ~桜蔭への道 2017~

サピ偏差値「45」から最難関「62」桜蔭を父娘で目指した記録

中学受験、終わってみれば死屍累々「なぜ中学受験は全落ちが多発するのか?」

今日は制服の採寸。

美咲はルンルンで学校を早退し会場へ向かう。

新しい生活の始まりを強く感じながら。

ただそれを手放しで喜べないのは、
戦いを終えた、僕らの周りの
「中学受験」という戦場が
想像以上に死屍累々だったからだ。

※厳密には、明日9日の都立の発表や一部の受験、
繰り上げ合格の連絡待ちが続いており、まだまだ戦っている受験生がいます。
がんばれ!受験生!吉報を祈ってます!

。。。。。

2月第二週、
主要な試験や合格発表などの日程が終わり、
中学受験が一段落した。

周りにはいろんな子がいる。

第一志望に落ちた子、

1つしか受からなかった子、

1勝多敗の子、

1月校しか合格がもらえず遠距離通学になる子、

都立の結果を待っている子。

全敗で都立の結果を待つ子。

まさかの全敗の子。

似ているようでみんな事情が違う。

 

僕らは1つ上、2つ上の
すでに受験を終了した先輩たちのブログで
戦いの様子を知っている。

彼ら終了組のブログを読んで、
中学受験の日々を先取り学習しているのだ。
しかし。
そこで一つの勘違いをする。

なんだかんだ言っても
どこかには受かる、

全敗はない。 

と。

なぜなら終了組のブログに
全敗の話が出てこないからだ。

だから僕たちは勘違いしてしまいがちだ。

中学受験は残酷だ。
受かる子より落ちる子が多い。
受験日程後半は敗者復活戦の様相を呈するが、
その参加者全員に合格が出ることはない。
全敗で終わる子がたくさん出るのは必然。

なのになぜこの「なんとかなる」という勘違いが生まれるのか?

それは、

・全落ちを記録したブログが存在しない
・成績が終盤下降した家庭のブログの多くは消えている 

だから僕たちが目にしているブログは、
一部の、全落ちしなかった、 いわゆる合格体験談だけなのだ。

当たり前だけど、ブログ界で感じるより
現実の僕の周りは、遥かに多くの(ブログをやってない)方たちが
受験を目指し、遥かに多くの人が全落ちで公立に進学を決めていっている。

なのでこれから受験を目指す受験生とご家庭は、
終了組のブログ群を眺めながら「うちもどっかには受かるだろう」などと
ゆめゆめ思わないようにされたい…

 

と、そこまで妻に話をしたら、
「行き先がゼロになる高校受験よりマシじゃん」と言われた。

ああああああ…おそろしい…たしかにそりゃそうだあああ…

そんなおそろしい高校受験を避けられるという点でも
やっぱり中学受験はおトクなのかな…。

桜 道造

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