桜道 ~桜蔭への道 2017~

サピ偏差値「45」から最難関「62」桜蔭を父娘で目指した記録

【速報】 合格力判定サピックスオープン 偏60.5 桜60% 豊80%

たくさんのコメントありがとうございます。
返信は近日まとめて行いたいと思っていますので少々お待ちを。
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INDEX

■帰宅後PCの前へ走る美咲

■夢のような数字

■2600人を抜き去る

■いろんな0点

桜蔭合格に必要なのは本当に難問の演習量か?

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■帰宅後PCの前へ走る美咲

今日はサピ。

帰宅してから家を出るまでに使える時間は30分。
「絶対結果言わないでよ!!」と
真剣な顔で僕に厳命しながら
PCの前に急ぐ美咲。

2日前に高得点を出し、その結果に期待がかかる
合格力判定サピックスオープンの成績速報が
1時間前に発表されている。

 

「えーなにこれー!キモいー!!!」

1時間前。
15時の発表。
模試の結果を見た僕はPCの前で固まった。
鳥肌が腕から足まで走り抜けた。
そして妻の元へ走った。
なにから話せばいいのかよく分からないまま
興奮しながら夢中でしゃべった。
妻が言った。「で、手短に言うと?」

 

■夢のような数字

じっとPCの画面を見つめる美咲。
点数、偏差値、男女別、と見ていく。
自己採点がよかったので、
表示された好結果に特段の驚きはない。

更に画面をスクロール。
その下の志望校別合格可能性を表示すると、
予想外の悲鳴が上がった。
「えーなにこれー!キモいー!!!」

桜蔭 60%
渋渋 60
豊島 80
小石 80
JG 80
雙葉 80
お茶 80
▲▲ 80
■■ 80
●● 80

今まで20%(実質0%)しかとったことのない美咲だった。

思わず口をついて出た
「えーなにこれー!キモいー!!!

御三家も2つ 80%だよ???」
に続いて出てきた言葉もおもしろかった。

「なにこの夢のような数字ーーー!!!」

 

そうだな。
ずっとこんな数字を夢見てやってきたんだよな。
桜蔭と渋渋が60%。その他はすべて
あの御三家の2校も含めて80%以上!
圧巻だ。
ここまでいろいろあった。
それどころか先週は「桜蔭41の悲劇」があったばっかりだ。
撤退の二文字も脳裏をよぎった。
重苦しい空気になったあの夜からまだ1週間しか経っていない。

これがすべてじゃないけど、
とりあえずここまで登ってきたのは事実。
美咲、お前のがんばりだ。

よくがんばった!
おめでとう。

はじめて登ってきた上位15%。

そこからの景色は、どうだい?


■2600人を抜き去る

予想通りの結果。

いや予想より平均点がちょっと低かったので
ちょっとだけいい結果。

久しぶりの偏差値60超え。

これまで5回のサピックスオープンに限って言えば
初となる60超え

というか前回 偏46、3300位だったから、
偏14アップ、2600人をごぼう抜き

おめでとう美咲!

 

これまで定期テスト(マンスリー・組分け・復習)では
そこそこの成績(偏55~60)を出していたが、
それ以外の4回のオープン模試では
低迷(偏44~52)が続いており、
それが実はずっと僕の心配の種になっていた。

 5年の志望校診断は偏44と51、
 6年の志望校判定は52と46。

そして先週、
学校別サピックスオープン(桜蔭
衝撃の偏差値「41」。合格可能性20%(実質0%)。


残り4ヶ月で偏41... 可能性0%...


さすがに動揺した。

夜、受験バイブルを読んだら少し気持ちが落ちついた。
そして冷静に答案を見つめた。
すると、うっかりミスだらけなことに気づいた。
もちろん僕も「たられば」の話は
基本的にくだらないと思っている。
ここが◯だったら、あそこが◯だったら、、、くだらない。
しかし違う。
本当にうっかりなのだ。
他の家庭を見ているとそこの見極めができていない人が多い。
彼らは同じ0点でもいろんな0点があることを知らない。

 

■いろんな0点

例えば算数である問題が正解できず0点だったとする。
いろんな0点がある。
白紙で0点。
解こうとしたけど分からなくて0点。
解っていたけど途中の計算をミスって0点。
意味が全然違う。
だからとるべき対処法も違う。
美咲の答案はうっかりミスだらけだった。
その結果、偏差値は40、合格可能性判定は実質0%、
だけどこれは可能性があるぞ!
僕はそう判断した。
解けなくて失点、覚えてなくて失点、知らなくて失点、
その積み重ねで偏差値40はキツいが、
美咲はそうじゃない。
解けてるし、覚えてるし、知っている!
これまでの定期テストでそこそこの成績は出してる。
夏、目覚ましい進歩(コース昇格)はなかったが
(むしろコースはちょっと下げた)、
日々の努力はきっちり重ねてきた。

これから解いたり、覚えたりしないといけない偏40の子と
これから「うっかりしない」ためにはどうしたらいいか、
だけを考えればいい美咲。

どちらに逆転の可能性があるかは言わずもがなだろう。

その証明をするべき格好の舞台、
「合格力判定サピックスオープン」。
桜蔭模試の悲劇からわずか6日後。
2つのオープン模試での2連敗は許されない。
連敗、それは実力の無さの証明になってしまう。

前日、「うっかりミス」をしないためには
どうすればいいかを2人で考えた。

「2桁」という条件を解答中に忘れないように
問題文に大きく印をつける、とか。
計算ミスを防ぐためにゆっくり書く。きれいに書く。
そんな基本的なことも改めて2人で話し合った。

そして言った。

「41」は気にするな。あれはまぐれで悪かっただけだから。
算数理科のうっかり分を足しただけで平均点に達している。
社会国語のうっかりは探してないけど、
それも合わせたら平均越えてる可能性だってある。
実力はきちんとついてる。

 

もちろん「たられば」が前提の話だ。
あまり意味がないのはわかってる。
ただ美咲に今必要なのは「自信」だ。

だから前日の夜美咲に「自信」を目一杯つけて
翌日の「絶対負けられない試合
=合格力判定サピックスオープン」に送り出した。

 

結果は冒頭の、ご覧の通りである。

 

桜蔭合格に必要なのは本当に難問の演習量か?

その時に僕の中にもう一つの解決すべき疑問が残っていた。
桜蔭算数を突破する力はどうやったら身につくのか。
僕はひとつの仮説「難問を数多く解くべき」という結論に
一度は達したのだが、「桜蔭模試41の悲劇」の衝撃を受け、
藁をもすがる思いで中学受験バイブルなどいろんな本を再度読み漁り、
僕の仮説は間違っているかもしれない、と思うようになっていた。
僕が見つけた桜蔭を突破するための最短ルート。
それは難問の大量演習ではなく、、、

 

続きはまたいつか。来年? 

 

Enjoy!最難関桜蔭

 

2月1日 まであと127日。

桜 道造

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